■アフガンにもテロ容疑者収容施設=米紙


◎【ワシントン26日】26日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、アフガニスタンの首都カブール北方65キロにあるバグラム空軍基地(写真)に、テロ容疑者約500人を無期限に収容する収容所があり、キューバグアンタナモ米軍基地にある収容所よりひどい状況に置かれていると報じた。

国防総省当局者によると、バグラムの収容所は長期収容のための施設とは位置付けられていなかった。しかし、今では財源の裏付けのないまま長期収容施設になってしまった。同当局者は「バグラムに行ったことのある人は誰でもグアンタナモよりひどい、と言う」と話している。

グアンタナモの収容所は収容者の処遇をめぐって国際的な議論を呼んでいる。同紙によると、バグラムでは一部収容者は弁護士をつけられず、容疑について説明を受けることもなく、2─3年間収容されている。

同紙は、軍がバグラムの写真や収容者の名前が明らかになるのを阻止し、秘密を長い間守っていると指摘した。〔AFP=時事〕