■出稼ぎアジア系の抗議急増 ドバイ、劣悪な労働条件


◎【カイロ4日共同】世界有数の建設ラッシュが進むアラブ首長国連邦(UAE)の商都ドバイで、インドやパキスタン、中国などから出稼ぎに来たアジア系の作業員が賃金不払いや劣悪な労働条件に不満を募らせ、ストや抗議行動が頻発、先月には暴動に発展した。UAE政府は労働組合の認可を約束し、事態の沈静化に乗り出している。

3月下旬、世界最高層ビルの建設現場で、約2500人の作業員が2日間にわたってストを決行。AP通信によると、車や事務所なども破壊し、100万ドル(約1億1700万円)相当の損害を与えた。