■過激派5人に死刑判決=パキスタンの特別法廷



◎【カラチ4日】パキスタン南部の主要都市カラチにある反テロ特別法廷は4日、治安当局に拘束されていた幹部を奪還しようとして、2002年に護送車を襲撃、警官ら2人を殺害した過激組織のメンバー5人に死刑の判決を言い渡した。検察当局者がAFP通信に明らかにした。(写真は警備中のパキスタンの警官)

この過激組織は、イスラムスンニ派の最強硬派「ラシュカレ・ジャングビ」で、アフガニスタンイスラム原理主義勢力タリバンや国際テロ組織アルカイダとつながりがあるとみられている。

同組織は、シーア派との宗教抗争で数々のテロを実行し、01年に非合法化された。しかし、その後も02年の米紙のダニエル・パール記者殺害や在カラチ米総領事館への爆弾テロなどにも関与したとされている。〔AFP=時事〕