■サウジ当局、石油施設テロ容疑の5人を殺害


サウジアラビア当局は27日、同国東部にある国営石油会社サウジ・アラムコの石油精製施設へのテロに関与した疑いがある5人を、銃撃戦の末に殺害したと発表した。首都リヤド東部の欧米人居住区もある新興住宅街に潜んでいたという。

 ロイター通信によると、治安当局は、施設に突入を図って自爆した2台の車に協力していた別の2台の車から犯人を割り出した。別に1人を拘束したという。爆弾には計2トンの火薬が使用されたという。

 一方、「アラビア半島のアルカイダ」は27日、新たな犯行声明をウェブサイト上で出し、攻撃はサウジ当局の発表したような失敗ではなかったと主張。警備員など3人を殺害し、2重に設けられた門を突破して施設内で自爆し、さらに実行犯2人が脱出に成功した、としている。(朝日)