■脱走のアルカイダメンバー3人が投降=イエメン大統領


◎【ドバイ26日】イエメンのサレハ大統領は26日までに、同国の刑務所から2月3日に脱走した国際テロ組織アルカイダのメンバーとみられる23人のうち、3人が投降したことを明らかにした。他の脱走者についても投降を説得する接触が続いているという。(写真は脱走者の1人)

首都サヌアの刑務所からの脱走者の中には、2000年にイエメンで起きた米駆逐艦爆破事件の首謀者も含まれており、米国などが反発していた。サレハ大統領はアラブ圏紙アルハヤトに対し、「脱走者と接触しており、一部は治安当局に投降した」と述べた。

同大統領によれば、これまで投降したのは3人で、残りの脱走者もイエメン国内にとどまっており、接触が続いている。イエメン政府は脱走者の拘束につながる情報提供に2万5000ドル以上の賞金を懸けていた。

サレハ大統領はさらに、「(依然逃げている脱走者は)投降したいと思っている。ほとんどは裁判で有罪となり、刑期の半分以上が過ぎていた」と語った。〔AFP=時事〕