■サウジ石油施設でテロ 武装勢力、初の直接攻撃


◎【カイロ24日共同】中東の衛星テレビ、アルアラビーヤなどによると、サウジアラビア東部アブカイクにある石油施設で24日、武装勢力自爆テロ攻撃があり、パイプラインに損傷を与えた。損傷の程度は不明。英BBC放送によると、最大の産油国サウジの石油施設を直接標的にした初の攻撃。これを受け、ニューヨークの原油先物相場は2ドル以上急騰した。

武装組織の素性などは不明。国際テロ組織アルカイダのサウジ国内組織は2004年12月、同国内の石油施設を狙った攻撃を呼び掛けており、テロ攻撃が懸念されていた。

爆発物を満載した車3台が同施設に突入を図り、警備当局が応戦、犯人は死亡した。車は爆発したという。米CNNテレビは、施設警備の3人が死亡したと伝えた。