■イラン、核問題でロシアによるウラン濃縮凍結要求を拒否


◎[モスクワ 21日 ロイター] イランの核問題で、ロシアとイランは21日も交渉を行ったが、2日にわたる話し合いの後、双方の交渉担当者は今週中さらに協議を続けると述べるにとどまり、交渉は難航している。

 ロシアは、イランが核燃料を兵器に転用できないようにするため、ロシア国内でイランのウランを濃縮することを提案するとともに、イランに対し、国内での濃縮を凍結するよう繰り返し求めている。

 しかし、イランのモッタキ外相は凍結の可能性を否定しており、両国の溝はなお埋まっていない。

 イランの交渉担当者は「われわれは共同の打開策を検討しており、(ロシアの)提案を前向きに検討している」と述べた。

 しかしロシア側はより慎重で、外務省スポークスマンは、ロシアの提案は詳細に検討されており、さらに協議が予定されていると述べるにとどめた。