■ブッシュと対テロ戦争支持率がともに最低に―世論調査


◎【ワシントン27日】27日夜公表された米CBSテレビの最新世論調査によると、ブッシュ大統領(写真)の支持率は34%で、2001年の就任以来の最低に落ち込んだ。先月の調査と比べても6ポイント下がった。ブッシュ氏を支持しないと答えた人は59%に達した。

対テロ戦争世論調査でのブッシュ大統領の切札になっていたが、今回の調査では、ブッシュ氏の対テロ政策支持率はこれまでの最低の43%に低下し、不支持率は50%に上った。先月は支持52%、不支持43%だったので、状況は逆転した。

イラク情勢が悪化していると見る人は62%で、改善に向かっていると考える人は36%にとどまっている。先月の調査ではそれぞれ54%、45%だった。イラク戦争の成果は払った代償に値しないと思う人は63%に達し、値すると答えた人は29%しかいなかった。

調査は2月22−25日に1018人を対象に実施された。〔AFP=時事〕