民家空爆で政府が米軍を非難

■民家空爆で米軍批判 パキスタン

◎【イスラマバード9日共同】パキスタン外務省のアスラム報道官は9日の記者会見で、同国北西部のアフガニスタン国境地帯で7日、民家が空爆され住民8人が死亡したことについて「国境の反対側から攻撃されたのは明白で、米軍主導の連合軍に強く抗議する」と述べ、空爆に米軍が関与したとの見方を示した。
 パキスタン政府高官が、「テロとの戦い」で協調する米軍を批判するのは異例。
 米側は空爆への関与を否定している。
 同国境地帯には、国際テロ組織アルカイダや旧政権タリバン武装勢力が潜伏。武装勢力寄りの住民を米軍が攻撃したとの観測も出ている。