国内ウラン濃縮を主張し続ける


■ウラン濃縮に関する妥協案、ロシアから正式提案受けていない=イラン外務省


◎[テヘラン 25日 ロイター] イランは、ウラン濃縮のための合弁工場をロシアに設立する提案をロシアから受けた事実はないとする一方、核プログラムに関する欧州連合(EU)との交渉を継続する意向を示した。
 ロシア外務省は24日、イランの核問題解決に向け、ウラン濃縮の前段階に当たる転換作業をイランに認める代わりに、濃縮はロシア国内で実施するという妥協案をイラン側に正式提案したと発表した。
 この提案は、イランが濃縮ウランから核爆弾を製造する恐れがあるとの国際社会の懸念を緩和することを目的としたもの。
 イラン外務省のアセフィ報道官は記者会見で、「ロシアから書面など明確な形での提案は受けていない。わが国領内におけるウラン濃縮の権利を認める計画や提案があれば、積極的に検討する」と語った。