2005-11-28 増加する放射線廃棄物の被害 中央アジア ■中央アジアから放射線廃棄物=検問所で被ばく、脱毛症状も−中国新疆 ◎【北京28日時事】中国新疆ウイグル自治区の阿拉山口検問所の職員が、カザフスタンやキルギスなど中央アジアから輸入された放射線を帯びた金属廃棄物を長期間にわたり検査した結果、脱毛や記憶力減退などの症状に苦しんでいることが分かった。中国紙・国際先駆導報が28日までに伝えた。 金属廃棄物の一部は放射線量が基準を大幅に超えており、自然界の2000〜4000倍に達するものもある。同自治区検疫専門家は、カザフなどと外交ルートを通じて交渉するとともに、廃棄物輸入の処罰規定を制定するよう提案している。