ガザ地区の動物園で子ライオンなどが盗まれる


イスラエル副首相、パレスチナ議長にハマス武装解除求める


◎[バルセロナ 27日 ロイター] イスラエル当局者によると、オルメルト副首相は、当地で行われている欧州連合(EU)地中海諸国首脳会議で、アッバスパレスチナ自治政府議長に対し、イスラム原理主義組織ハマス武装解除を求めた。
 同当局者は「オルメルト副首相は、アッバス議長に(1月の)パレスチナ評議会選挙での幸運を祈ると伝えると同時に、イスラエルハマスの選挙参加には危険が伴うと考えていることも強調した」と述べた。
 同当局者によると、オルメルト副首相は「ハマスは和平を支持しておらず、和平にとってもパレスチナ人自身にとっても脅威となっている」と語り、ハマス武装解除は何よりもパレスチナ人の利益に適うと付け加えた。




ガザ地区の動物園に覆面強盗団、子ライオンなど盗む


◎[エルサレム 27日 ロイター] パレスチナ警察と新聞報道によると、ガザ地区の動物園が武装した強盗団に襲われ、子ライオン1頭とアラビア語を話すオウム2羽が盗まれていたことが分かった。
 動物園の理事長がパレスチナの新聞各紙に語ったところによると、覆面をしカラシニコフ銃を持った男4人が園内に押し入り、まず飼育係を縛り上げたうえ食堂内に閉じ込め、その後檻に向かいオウムなどを盗んだという。子ライオン2頭も毛布を使って強奪しようとしたが1頭は逃げたという。
 現在捜査を続けているパレスチナ警察は、子ライオンとオウムはガザ地区内に隠されているとみている。
 同園理事長は、盗まれた動物を発見した人には1000ドル(約12万円)の報酬金を提供すると発表。
 この動物園は先月開園したばかりで、リス、サル、ダチョウなどが展示されている。