下院議員選挙、州議会選挙で女性や元タリバンが当選


女性候補のほか複数の元タリバンも当選


◎[カブール 13日 ロイター] 9月18日に投票が行われたアフガニスタンの下院議会(定数249)と34の州議会選挙は、開票作業が終了、最終結果が12日に明らかになった。
 それによると、女性候補が当選したほか、複数の元軍閥タリバンの元関係者も当選を決めた。
 アフガン政府と国連でつくる共同選挙管理組織(JEMB)の責任者は、選挙について、民主主義への移行における重要な節目だと述べた。
 今回の選挙は、政党別ではなく、5800人が独立した形で立候補していた。そのため、議会がまとまらないのでは、との懸念も出ている。
 アフガニスタンには現在、米軍や北大西洋条約機構NATO)主導の平和維持軍など3万人近く駐留しているが、タリバンなどイスラム原理主義者とのゲリラ戦により、今年に入って1100人以上が犠牲となっている。




■<バーミヤン文化財専門家の養成機関センター開所式


アフガニスタンバーミヤン渓谷で14日、同国初の本格的な文化財専門家の養成機関となる「バーミヤン教育文化センター」の開所式があった。国際的な遺跡調査の拠点としても活用され、世界遺産指定の「渓谷の景観」も一望できる。アクバリ副州知事が「ここを拠点に世界にアフガニスタンの文化を発信したい」とあいさつ。(毎日)