対シリア決議案、安保理で採択の見通し


■対シリア決議案採択へ 安保理、31日に外相会合


◎【ニューヨーク28日共同】ボルトン国連大使は28日、国連安全保障理事会外相会合が31日に開かれ、2月のハリリ元レバノン首相暗殺事件をめぐり米英、フランスが提示した対シリア決議案が採決されると述べた。複数の安保理筋によると、決議案は賛成多数で採択される見通し。
 ボルトン大使によると、安保理15カ国中、28日時点で13カ国の外相が出席予定。決議案は事件調査への協力をシリアに要求、関与が判明した容疑者の海外渡航禁止や資産凍結を盛り込んでおり、安保理が閣僚レベルでこれを採択することでシリアへの大きな国際圧力となりそうだ。

【追記】必要であれば、経済制裁などを定めている国連憲章第41条に基づくさらなる措置を検討するとしている。(時事)