■イラン油田の開発再考促す ボルトン国連大使


◎【ニューヨーク1日共同】ボルトン国連大使は1日、ニューヨークの国連本部で共同通信と単独会見し、核問題を抱えるイランはエネルギー資源を日本や中国、インドなどに対する武器として使っており、日本が進めるアザデガン油田開発がイランに利用されているという現実を「考慮しなければならない」と述べ、開発再考を事実上促した。

日本は中東最大級の同油田について、自主開発の「日の丸油田」として来年半ばの生産開始を目指しているが、核問題をめぐる制裁論議が国連安全保障理事会を舞台に本格化すれば、開発中止を求める米国の圧力が強まりそうだ。