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◎【ワシントン28日】ブッシュ米大統領はインド、パキスタン歴訪を前に28日ABCテレビとインタビューし、パキスタンのムシャラフ大統領(写真)との会談では、国際テロ組織アルカイダの黒幕ウサマ・ビンラディン容疑者の探索で一層の協力を求めるつもりだと語った。
ブッシュ大統領は、ムシャラフ氏が米国主導の対テロ戦争を応援したため国内で政治的トラブルに直面している事実を認めたものの、アルカイダとビンラディン容疑者はムシャラフ大統領にとっても敵であり、ムシャラフ氏は選択しなければならないと指摘し、決断を迫る意向を明らかにした。
米当局者たちはビンラディン容疑者がパキスタン・アフガニスタン国境の人里離れたところに潜伏していると見ている。米国の一部には、パキスタンがビンラディン包囲網を狭めるのにあまり熱心でないと批判する声もあった。〔AFP=時事〕