バングラデシュでビル倒壊、少なくとも16人が死亡


◎ [ダッカ 25日 ロイター] 複数の目撃者証言によると、バングラデシュの首都ダッカで25日、4階建てのビルが倒壊し、少なくても16人が死亡、50人が負傷した。

 倒壊したのは、ダッカのモハカリ地区にある4階建ての織物工場で、現地時間午前11時頃に倒壊。事故当時、ビル内には約150人の従業員がいた。

 警察、消防などによると、コンクリートの下敷きになっている人がいる可能性があるという。

 ある救助隊員は、ロイターに対し「瓦礫(がれき)を全て取り除くのに数日かかるかもしれない」と語った。現場には関係者や傍観者数百人が集まっており、作業はさらに難航しているという。

 倒壊の原因は不明。工場関係者からのコメントは得られていない。

 政府当局は、2005年4月に衣料工場の入った高層ビルの倒壊で74人が死亡、数百人が負傷して以来、解体すべき物件の一覧を作成。同一覧には、管理の行き届いていない産業施設100以上が列挙されているが、今回倒壊したビルも含まれていたという。