■暴行ビデオで英軍苦境 イラク南部住民が“絶縁”


◎【ロンドン20日共同】イラク駐留英軍の兵士がイラク人少年に暴行するビデオ映像が英大衆紙のホームページで公開されたのを機に、駐留英軍が南部2州の住民から“絶縁宣言”されるなど苦境に立たされている。

駐留英軍の一部は5月までに撤退を開始すると伝えられるが、治安権限をイラク人に引き渡してから撤退という筋書きに微妙な影響を与える可能性もある。

問題のビデオは2004年に南部マイサン州の州都アマラで行われた住民デモの最中に英軍下士官が撮影し、英紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドが入手。兵士数人が軍施設に投石した少年4人を施設内に引き込み、棒で殴ったり、足でけったりするなど、激しく暴行するシーンが録画されている。(共同)