鳥インフルエンザで男性が死亡

■今月先に男性が鳥インフルエンザで死亡=保健省

◎[ジャカルタ 9日 ロイター] インドネシア保健省の高官は9日、今月1日に死亡した39歳のインドネシア人男性が、鳥インフルエンザに感染していたことを明らかにした。現地での検査結果を受け、発表した。
 世界保健機関(WHO)が認める研究所での確認が得られれば、インドネシアにおける「H5N1型」鳥インフルエンザ・ウイルスへの感染による死者数は、知られているだけで12人となり、感染者数は17人となる。
 同高官はロイターに対し、現地での検査結果は6日頃に出たと伝えた上で、死亡した男性は死んだ鶏に接触していたとも語った。
 男性は、ジャカルタの病院で治療を受けていたが、1日に死亡した。
 現時点でH5N1型鳥インフルエンザ・ウイルスは、ヒトからヒトへ感染することはほぼあり得ないとみられているが、専門家らは、ウイルスがヒト─ヒト間での感染能力を持ち、世界的に流行する可能性について懸念している。