英国が在ヨルダン大使館を閉鎖

■英政府、テロの脅威で在ヨルダン大使館を閉鎖

◎[アンマン 7日 ロイター] 英国は7日、テロの脅威があるとして在ヨルダン大使館を閉鎖した。一方、ヨルダン当局は、大使館閉鎖の必要はないとしている。
 ヨルダンでは2カ月前、首都アンマンで高級ホテル3カ所がほぼ同時に爆発し、50人以上が死亡する自爆テロ事件が発生。この事件では、ヨルダン人のザルカウィ容疑者が率いるイラクアルカイダ系組織が、犯行声明を出した。
 英外務省はウェブサイト上で「テロリストらは、欧米人や欧米人がよく行く場所を狙った攻撃の最終計画段階にある可能性がある」とし、「在アンマン大使館は治安情勢により、次回の通知まで閉鎖する」と発表した。
 一方、ヨルダン政府の報道官はロイターに対し「今回の件については、調査を行った治安当局が大使館の閉鎖は必要ないとの結論を下している」と表明。
 その上で「大使館周辺の警戒態勢は強化しており、政府は(テロの)脅威に有無にかかわらず、引き続き在外公館に対する最大限の保護を提供する」と語った。