バグダッドで米国人女性ジャーナリストが誘拐される

■数カ月で撤退開始可能 イラク訪問の英外相

◎【ロンドン7日共同】英BBC放送によると、英国のストロー外相は6日、訪問先のイラク南部バスラで、今後数カ月で駐留英軍兵士の撤退開始が可能になるとの見方を示した。
 ブレア首相も昨年末、半年以内の撤退開始に含みを持たせる発言をしたが、外相発言は時期についてさらに踏み込んだものだ。
 外相は撤退開始の時期について「できる限り早くだが、数週間後ということはない」と述べ、記者に「数カ月後か」と聞かれると「その通りだが、一部の地域だけだ」と語った。
 その上で外相は、英軍が駐留するイラク南部4州のうちバスラ以外の1、2州では間もなく、英兵の一部撤退を可能にするまで治安が回復するとの見通しを示した。


■反米武装勢力出現予期せず CPAのブレマー元行政官

◎【ワシントン6日共同】ロイター通信によると、2003年から約1年間、イラクを占領統治した連合国暫定当局(CPA)のトップだったブレマー元行政官がこのほど、米NBCテレビのインタビューで、イラクに反米武装勢力が出現することを「本当に予期していなかった」と述べ、占領前の見通しが甘かったことを認めた。インタビューは8日夜、放送予定。
 ブレマー氏はまた「国防総省にはイラク軍の(治安維持)能力を誇張する傾向があった」と指摘。イラク側に主権移譲する04年6月を目前にした同年春、イラク軍の訓練が十分でないとブッシュ政権に進言したが、聞き入れられなかったことなども明かした。
 同氏による行政官時代の回想録も来週発売される予定で、インタビューはこれに合わせて行われたという。


■韓国人ロビイストを逮捕 イラク支援事業で米検察

◎【ニューヨーク6日共同】ニューヨーク連邦地検は6日声明を発表し、イラクへの国連の人道支援事業「石油・食料交換計画」に絡み、旧フセイン政権を不当に支援する計画を立てていたとして韓国人ロビイスト、朴東宣容疑者をヒューストンで逮捕したことを明らかにした。
 ロイター通信が検察当局の話として伝えたところによると、朴容疑者はイラク系米国人のビジネスマンと共謀し、本来なら国連の経済制裁下で石油を輸出できなかった旧政権の石油輸出の手助けを図ったという。
 朴容疑者は、旧政権から少なくとも200万ドル(約2億3000万円)を受け取ったとして昨年、告発されていた。


バグダッドで巡回中の警察を狙った自動車爆弾攻撃

◎[バグダッド 7日 ロイター] イラクバグダッド南東部で7日、巡回中の警察を狙った自動車爆弾攻撃があり、警官4人と市民5人が負傷した。
 警察が明らかにしたところでは、攻撃はバグダッド市内のニューバグダッド地区で発生したという。


バグダッド武装勢力が米女性ジャーナリストを誘拐=警察

◎[バグダッド 7日 ロイター] イラクバグダッド西部のアデル地区で7日、米国人女性ジャーナリストが武装勢力に誘拐される事件が発生した。警察が明らかにした。
 武装勢力は運転手を銃撃した後、ジャーナリストを拘束したという。このジャーナリストはイスラムスンニ派の指導者との面会に向かう途中だった。
 目撃者によると、事件発生直後に米軍とイラク軍が周辺地域を封鎖したという。