フランスで、モロッコの若者たちが列車内で略奪・暴行

仏列車内で略奪や暴行 モロッコの若者グループ

◎【ブリュッセル5日共同】5日付のフランスのフィガロ紙などによると、1月1日朝、同国南部ニースと南東部リヨンを結ぶ列車内で、モロッコ人の若者ら20−30人が乗客をナイフで脅し金品を奪ったり、女性に暴行していたことなどが分かった。昨年移民の若者らの暴動に揺れたフランス社会に再び衝撃を与えている。
 シラク大統領やサルコジ内相は事件について「全く容認できない行為」などと述べ、容疑者の厳正な処罰が必要と表明した。
 事件はニース駅から乗っていた保安要員がサン・ラファエル駅で降りた直後に発生。若者らが約30分にわたり乗客を次々と襲い、現金や携帯電話などを略奪、女性2人に暴行した。列車には約600人が乗っていたが、特に1等車が狙われた。