トルコで初めて鳥インフルエンザによる死者

トルコで初の死者と報道 鳥インフルエンザ

◎【カイロ5日共同】ロイター通信などは4日、トルコ東部のイラン国境近くに住むきょうだい2人が高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)に感染、少年(14)が死亡したと伝えた。もう1人も重症という。
 同国保健当局は2人から採取した検体を世界保健機関(WHO)と英国の研究所に送り、最終確認を急ぐ。WHO当局者は「残念だが、(2人が)H5N1型に感染したことは、ほぼ間違いない」と語った。
 2人の鳥インフルエンザ感染が確認されれば、東南アジアと中国以外で人が感染、死亡した初のケースとなる。
 家禽(かきん)や野鳥への感染例は、昨年7月にロシアとカザフスタンで、10月にはトルコやルーマニアなど欧州各地で発見されていた。
 先月30日現在のWHOの世界まとめによると、人への感染が確認された例は、ベトナム、タイ、インドネシア、中国、カンボジアの5カ国の計142件で、74人が死亡している。


2人目の子供が鳥インフルエンザで死亡=テレビ

◎[イスタンブール 5日 ロイター] CNNのトルコ語ニュースは、トルコ東部の病院で治療を受けていた少女が、鳥インフルエンザで死亡したと報じた。少女は、先に死亡した少年の姉妹。
 当局は4日、14歳の少年がH5N1型ウイルスで死亡したと発表している。この少年は、中国と東南アジア以外で初の死者となった。
 各紙は、少年の姉妹は15歳だったと伝えている。