ジャワ島の洪水被害が拡大、死者最低59人に


インドネシア・ジャワ島の洪水被害が拡大、死者最低59人に


◎[クミリ(インドネシア) 3日 ロイター] インドネシア東ジャワ州で発生した洪水と地滑りによる死者は、3日時点で最低59人となった。数百人の救助隊員や兵士が被災した村へ急いでいる。
 被災地からほど近いジェンバーにある情報省支部の責任者、エディ・スシロ氏によると、57人が遺体で見つかったほか、3日に救助隊員2人が増水した川でおぼれて死亡した。
 ジャカルタの東約800キロにあるジェンバー近郊では1日、大雨による洪水と地滑りが発生し、丘陵の斜面に位置する6つの村が被害を受けた。
 これらの村民の多くはコーヒーのプランテーションで生計を立てているが、川岸の多くの木々が伐採されたためこうした災害に対する自然の抵抗力が失われている。
 災害管理当局者の話によると、橋の崩壊や地滑りによる道路遮断で依然幾つかの村が孤立状態にある。
 避難した人は数千人に上り、300人以上が被災地に閉じ込められたままの状態になっているという。