イスラエル軍がガザを空爆、2人殺害


■ガザ空爆、2人殺害 イスラエル軍


◎【エルサレム1日共同】イスラエル軍は12月31日夜、ガザ地区北部を空爆パレスチナ筋によるとパレスチナ武装組織の少なくとも2人を殺害した。
 イスラエル軍は同月28日、武装組織によるロケット弾攻撃を阻止するためガザ地区北部の一部地域へのパレスチナ人の立ち入りを禁止。同軍は、立ち入り禁止区域に武装組織の活動家らが入ったため空爆したとしている。




■ガザで武装集団が国連職員のクラブに押し入り爆破


◎[ガザ 1日 ロイター] パレスチナ自治区ガザにある国連職員向けのクラブに1日、覆面をした武装集団が押し入り爆破した。パレスチナ評議会(自治政府の議会)選挙を控え治安悪化を印象づけた。
 ガザで国連が攻撃されるのは初めて。先日にも英国人3人が誘拐されその後解放される事件があり、外国人の間で懸念が広がっている。
 今回の攻撃は、1月25日の選挙を前に社会秩序の維持に努めると明言したパレスチナ自治政府アッバス議長にとっても、大きな打撃だ。一方、武装勢力は、イスラエルとの停戦の終了を宣言している。
 攻撃の標的になった国連職員向けのクラブは、ガザ地区でアルコールを販売する数少ない場所の1つ。この日、クラブは休業していた。
 武装勢力は、クラブに押し入り警備員を縛り上げ、銃で殴りつけた。その後、爆発物を仕掛けてクラブを爆破した、という。屋根が飛び窓ガラスが割れるなどしたが、今のところ犯行声明は出ていない。