誘拐されたドイツ元外務次官の一家、無事解放


■イエメンで誘拐されたドイツ元外務次官の一家、無事解放


◎[アデン 31日 ロイター] イエメンで休暇中に地元部族に誘拐されていたドイツの元外務次官の一家が31日、無事解放された。
 ユルゲン・クロボック氏(65歳)とその妻、子供3人は28日、イエメン東部で誘拐された。地元部族のグループは、殺人などの容疑で収監された同じ部族の仲間の解放を要求し、犯行に及んだという。
 イエメン国防相が中心になって人質解放を交渉していた。クロボック氏とその家族は、イエメンの政府関係者に保護され、東部のサブワ州からアデンに向かった。アデンではサレハ大統領が出迎える予定。
 疲れきった様子のクロボック氏は、通訳を介して記者団に対し「大変よい扱いを受けた。私たちを心配してくれたサレハ大統領とイエメンの人々、そして親切にしてくれた部族の人々に感謝する」述べた。
 クロボック氏は1995年から2001年まで駐米大使を務めた。