豚肉市場で爆発、6人死亡


■豚肉市場で爆弾と見られる爆発、6人が死亡=現地メディア


◎[パル(インドネシア) 31日 ロイター] 現地メディアの報道によると、インドネシア東部の市場で31日、爆発が発生し、6人が死亡したほか、45人が負傷した。警察は、爆弾によるものと見ている。
 今回の爆発があったのは、中部スラウェシ州の州都パルにある、豚肉を売る混雑した市場。クリスマスと新年にかけて武装勢力の攻撃があると、当局が再三警戒を呼び掛けていた矢先のことだった。イスラム教では豚肉は禁止されているが、インドネシア東部はキリスト教徒の多い地域となっている。
 中部スラウェシ州警察のスポークスマンは「爆音から判断する限りでは、爆弾によるものだったと思われる」と述べた。同州では1990年代ごろから宗教絡みの抗争事件があるなど緊迫した状況が続いている。 
 一方、ラジオ局エル・シンタによると、スマトラ島の2つの州で、不発爆弾が見つかり、爆発物処理班が召集された、という。