アチェから国軍撤退


■派遣部隊の撤退完了 インドネシア国軍


◎【ジャカルタ29日共同】インドネシア国軍は29日、独立派「自由アチェ運動(GAM)」が武装組織を解散したことを受け、和平合意に沿って9月からアチェ州で進めてきた派遣部隊計約2万4000人の撤退を完了した。アチェが地盤の部隊1万4700人は国防のため残るが、今後の治安維持の主体は警察となる。
 同州北部ロクスマウェの港で同日、撤退終了式典が行われ、スピアディン管区司令官は「国軍は国家統一を守ってきたが、任務遂行の過程で誤りがあったとすれば住民に許しを請いたい」と演説。最後の撤収部隊約3200人が艦船に乗り込んだ。