スマトラ地震から明日で一年。遅れる復興


■史上最大の支援、復興遅れ スマトラ沖地震1年


◎【バンダアチェインドネシア北西部)25日共同】大津波がインド洋沿岸の12カ国を襲い、22万人以上が犠牲となったスマトラ沖地震から、26日で1年を迎える。最大被災国インドネシアや、日本人を含む外国人観光客が多数死亡したタイなど各国で同日、犠牲者の冥福を祈り、復興への決意を新たにする式典を開催。国際社会は自然災害としては史上最大規模の支援を進めているが、地域格差も大きく、来年以降も復興への挑戦が続く。
 国連によると、各国政府や民間団体は総額計130億ドル(約1兆5000億円)以上の支援を表明。しかし、道路などインフラが壊滅し、貧困や地域紛争などの問題が深刻な地域では復興は大幅に遅れている。