核問題で、間接的にイランを牽制
■イラン核関連で声明採択へ 湾岸6カ国首脳会議
◎【カイロ19日共同】サウジアラビアなど6カ国で構成する湾岸協力会議(GCC)の首脳会議は19日、アラブ首長国連邦のアブダビで2日目の協議を行い、イランの核開発などに関連した声明を採択、閉幕する。
アブダビからの報道によると、会議は初日の18日、イランの核開発に対する加盟国の懸念を背景に、ペルシャ湾岸地域の非核地帯構想などを協議した。しかし地域大国イランを刺激することを避けるため、核開発問題でイランを直接非難することは回避。
会議では、イスラム教シーア派勢力が政権の主導権を握るイラクで、同じシーア派国家イランが影響力を拡大させていることへの懸念も示されたとみられる。