フランス裁判所が幹部に懲役30年の実刑判決


アルカイダ幹部に懲役 フランス裁判所、新潟にも潜伏


◎【パリ17日共同】フランス公共ラジオによると、同国の重罪院(裁判所)は16日、警察本部近くでの爆破未遂などの罪に問われ、群馬県伊勢崎市や新潟市に潜伏していたこともある国際テロ組織アルカイダ幹部、リオネル・デュモン被告(34)に懲役30年の実刑判決を言い渡した。
 デュモン被告は、ボスニア・ヘルツェゴビナの民族紛争の際、アルカイダ系の過激派グループに加わったとされ、その後ボスニアの警察官殺害の容疑で逮捕。1997年には懲役20年の判決を受け、サラエボの刑務所で服役したが、99年に脱走。
 その後、2003年12月にミュンヘンで逮捕されるまで、偽造旅券で日本への出入国を繰り返した。群馬県伊勢崎市で知人男性と生活していた。