ブッシュ「元」大統領、パキスタン地震被災者救援の国連特使に


■ブッシュ元米大統領パキスタン地震被災者救援の国連特使に


◎[国連 14日 ロイター] ブッシュ米大統領の父親のブッシュ元大統領は15日に国連を訪問するが、その際にパキスタン地震被災者救援活動のための国連特使に任命される見通し。国連筋が明らかにした。
 元大統領は、クリントン米大統領と共に、アジア津波や米メキシコ湾岸を襲ったハリケーンの被害者のための資金集めに取り組んできた。
 クリントン米大統領津波被災者の救援で国連特使になっている。
 今年10月8日にパキスタンで発生した地震では、7万3000人以上が死亡したほか、およそ300万人が自宅を失ったと見られている。
 国際社会はパキスタンに対し60億ドル(6960億円)以上の支援を約束している。その多くは長期的な再建活動のために使われる予定。
 国連は、6カ月間の救援活動のために5億5000万ドルの資金調達を目指しているが、今のところその一部しか集まっていない、という。