駐米サウジ大使がアルカイダへの危機感を述べる


アルカイダ、今も攻撃能力を維持している=駐米サウジ大使


◎[ワシントン 7日 ロイター] サウジアラビアの駐米大使であるトルキー・アル=ファイサル王子は7日の記者会見で、ウサマ・ビンラディン容疑者を拘束できないでいることは、アルカイダが無敵であるという考えを増長していると述べ、アルカイダは今も攻撃を仕掛ける力を維持している、との見方を示した。
 米当局者は、米国主導の攻撃を受けアルカイダ勢力は衰えたとしているが、トルキー王子は、アルカイダは「現存し体制を保って」おり、指導者は「命令を下し、メンバーに遂行させる十分な能力を持っている」と述べた。
 また、ビンラディン容疑者はパキスタンアフガニスタンの国境地帯のどこかで生存していると確信しているが、もう「かつてのような最高指導者」ではないかもしれない、との見方を示した。