ナンバー3が爆死

アルカイダのナンバー3、パキスタンで死亡=ムシャラフ大統領


◎[イスラマバード 3日 ロイター] パキスタンムシャラフ大統領は3日、アルカイダのナンバー3とされるアブ・ハムザ・ラビア幹部が、アフガニスタンとの国境沿いの村で死亡したと発表した。
 ラビア幹部は30代のエジプト人で、アルカイダの国際テロ活動を指揮していたとみられる人物。同幹部は1日、北ワジリスタンの潜伏先が爆発した際に、他の4人とともに死亡したという。
 あるワシントンの対テロ担当官によると、同幹部はアルカイダを率いるウサマ・ビン・ラディン氏、ザワヒリ長官に次ぐ組織内ナンバー3で、米国に対する攻撃などを計画していた。
 この担当官はロイターに対し、同幹部の死はアルカイダにとって大きな打撃になると指摘している。
 ムシャラフ大統領は、クウェートを公式訪問した際にラビア幹部の死亡を確認。しかし、パキスタン軍は同幹部の遺体をまだ発見しておらず、死亡という情報は、情報機関の報告や盗聴したアルカイダのメンバーの会話を元にしているという。
 同大統領は記者団に対し、「(同幹部の死亡は)200%確実だ」と述べた。