タリバン兵の遺体焼却に犯罪性無しと米軍が判断


■遺体焼却に犯罪性なし アフガン駐留米軍


◎【カブール26日共同】AP通信によると、アフガニスタン駐留米軍司令官は26日、旧政権タリバンの兵士の遺体を米兵が焼き、タリバンに対する示威行為に利用したとされる問題について、暑さによる腐敗を防ぐための行為で、犯罪性はないとの見解を示した。
 しかし、文化的、宗教的理解が欠けていたなどとして、関与した米兵4人を懲戒処分にするとした。
 遺体焼却問題は、オーストラリアのテレビが10月、アフガン南部で米兵がタリバン兵2人の遺体を焼く場面を放映、心理作戦部隊が、付近にいたとみられるタリバン兵を拡声器で挑発したと伝えた。イスラム教では火葬の習慣はなく、駐留米軍が捜査していた。