ガザ−エジプト「国境」検問所業務開始祝典


自治政府がガザの境界管理 イスラエルの検査から解放


◎【ラファ(ガザ地区)25日共同】パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトとの境界にあるラファ検問所で25日、パレスチナ自治政府による管理業務の開始を祝う式典が行われる。1967年の第3次中東戦争で同地区がイスラエルに占領されて以来、住民は38年ぶりにイスラエル当局の検査なしで外国へ行けるようになる。
 9月にイスラエルが撤退したガザ地区で、ラファはイスラエル以外につながる唯一の出入り口。自治政府イスラム過激派の往来や武器密輸を阻止できるかどうか、能力を問われることになる。
 ラファで行うのはパレスチナ人の出入りと輸出の通関業務。輸入は扱えず、イスラエル領内を経なければ持ち込めない。