アブドラ政権2年


■「脱マハティール」道半ば アブドラ政権2年


◎ 【シンガポール31日共同】強烈な個性で長年マレーシアを引っ張ってきた実力者マハティール前首相からアブドラ首相が政権を引き継いでから、31日で丸2年を迎えた。昨年3月の総選挙で与党連合の「国民戦線」が圧勝し、政権基盤を固めたが、前政権からの閣僚が6割を占めるなど「脱マハティール」は道半ば。前政権の遺物である財政赤字汚職を減らし、独自路線を確立できるかどうかが就任3年目の課題となる。