アルカイダが副大統領の弟を射殺


イラク副大統領の弟射殺 貿易副大臣も負傷


◎【カイロ30日共同】イラクの首都バグダッドで30日、アブドルマハディ副大統領の弟ガーリブ氏が車で走行中、武装集団に射殺された。運転手も死亡した。またカイス・ダウード・ハッサン貿易副大臣も同日、市内を車で走行中に銃撃されて肩を負傷、同行の護衛2人が死亡した。ロイター通信が伝えた。
 イラク聖戦アルカイダ組織が同日、ガーリブ氏殺害を認める声明をウェブサイトで出した。
 一方、イラク中部バクバ近郊のホワイダで29日夕、イスラムシーア派の住民ら30人が死亡したテロで、犯人はナツメヤシを満載したトラックを市場近くに止め、周囲に多数の買い物客を引き寄せた上で自爆したことが30日分かった。
 同事件で犯行声明は出ていないが、治安当局はスンニ派武装勢力の犯行との見方を強めている。




イラク北部で14遺体発見


イラク駐留米軍は三十日、イラク北部タルアファル近郊で、頭を打ち抜かれるなどして処刑された十四人の遺体を発見したと発表した。
 AP通信によると、十二遺体が頭部を撃たれ、二遺体が首を切断されており、死後一−三カ月。いずれも武装勢力によって殺害されたものとみられる。(カイロ支局)(産経)




駐留米軍、西部カイムの民家を空爆 40人死亡


イラク駐留米軍は31日、シリアとの国境に近いイラク西部カイムの民家を空爆した。米軍は「(国際テロ組織)アルカイダ幹部を狙った」と説明しているが、地元医師は子供を含む40人が死亡、20人が負傷したとしている。ロイター通信などが伝えた。