■湾岸諸国の女性は7割が太り過ぎ


◎【ドーハ29日】オイルマネーで潤うアラブ湾岸諸国では、最大で女性の7割、男性の5割が太り過ぎか肥満だとする研究結果が、カタールで開かれたセミナーで報告された。(写真は2005年1月、エジプト・アレクサンドリアの病院で療養する女性)

カタールの専門家、イサム・アブド・ラブ氏の研究によると、湾岸諸国の肥満は特に女性に顕著で、既婚者では女性の50%から70%、男性は30%から50%に達するという。また、子供の肥満も就学時前で5−10%、小学生で10−15%、中学生では20−40%と増える傾向にあるとして、ラブ氏は警鐘を鳴らしている。肥満率は開発が進んだ国ほど高い。

同氏は、女性の肥満は一部では適度な期間を置かないで妊娠を繰り返しているためと指摘。一方で、間違った食生活や運動不足も太り過ぎの原因に挙げている。

バーレーンクウェートオマーンカタールサウジアラビアアラブ首長国連邦の湾岸諸国には約3200万人が住んでおり、人口の3分の1以上は外国人が占めている。〔AFP=時事〕