■米同時テロ支援の被告に禁固27年…スペイン高裁


◎【パリ=島崎雅夫】スペインからの報道によると、マドリードの高裁は26日、2001年9月11日の米同時テロ事件に関して、国際テロ組織アル・カーイダの実行犯と共謀し、資金収集やテロリスト養成などにあたったとして、同国のイスラム過激派指導者、イマド・ヤルカス被告に禁固27年の判決を言い渡した。
 検察当局は起訴の時点で、米同時テロ事件で2973人が死亡したとし、1人の死亡につき禁固25年として禁固7万4325年をヤルカス被告ら計3人に求刑していたが、高裁はこの殺人への関与はなかったと判断した。