国連調査団に警視庁の3人派遣 レバノン元首相暗殺。


 今年2月にレバノンのハリリ元首相が暗殺された事件で、政府は25日、事件を調べる国連国際独立調査委員会に警視庁鑑識課員3人を派遣することを決めた。外務省によると、国連による事件捜査に日本警察当局の職員が参加するのは初めてだという。

 ハリリ元首相は2月中旬、首都ベイルートで自動車爆弾とみられるテロで犠牲になった。調査委員会は6月中旬からベイルートで活動を開始。欧米諸国などの警察当局が参加している。

 派遣される3人は主に事件の実行犯を特定するための鑑識活動を担う。ただ、派遣時期や期間などについては「委員会の規定で明らかにできない」(外務省筋)としている。
(朝日新聞)