大統領がカシミール独立派と会談

カシミール独立派と会談 パキスタン大統領

◎【イスラマバード5日共同】パキスタンムシャラフ大統領は5日、同国とインドが領有権を争うカシミール地方の分離独立を主張するインド側イスラム組織などの連合体「全党自由会議(APHC)」穏健派のメンバーとイスラマバードで会談した。
 パキスタン国営APP通信によると、大統領はカシミールの非武装化や、カシミール住民による自治実現などパキスタンの提案に対するインドの前向きな対応を望むと言明。カシミール問題について「住民の意向に従って解決されるべきだ」と強調した。
 APHC穏健派の指導者ミルワイズ・ウマル・ファルーク氏は会談後、記者団に、パキスタンの提案を支持するとした上で「両国間で公式に議論されるべきだ」と述べ、今月から始まる両国の包括対話の第3ラウンドに期待感を表明した。