米国務長官「ビンランディンにもはや指揮能力無し」


ビンラディン容疑者にはもはや指揮能力がない可能性=米国防長官


◎[イスラマバード 21日 ロイター] ラムズフェルド米国防長官は、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者はもはや組織の指揮能力を維持していない可能性があるとの見方を示し、1年近く発言が聞かれないことを指摘した。
 同長官は、訪問先のパキスタンに向かう途中で、ビンラディン容疑者の逮捕は米政府にとって依然優先課題であると言明した。同容疑者は、アフガニスタンパキスタンの国境付近に潜伏しているとみられている。
 さらに同長官は「約1年近く発言が聞かれないことは興味深い。それが何を意味するかは分からないが、もし生存していて活動が可能であれば、大半の時間を拘束されないようにすることに費やしていると思う」と語った。
 ビンラディン容疑者の最後の発言は、2004年12月27日、カタールの衛星テレビ、アルジャジーラが放送した音声テープのなかで、1月のイラク選挙をボイコットするようイラク人に呼びかけていたもの。