謎の新種肉食動物が発見されるも、実態把握の前に絶滅のおそれ


■ユドヨノ政権が経済閣僚の新人事を発表、経済調整相にブディオノ氏


◎[ジャカルタ 5日 ロイター] インドネシアのユドヨノ大統領は5日、経済閣僚の新人事を発表した。インフレが進み成長が鈍化する状況下で、金融アナリストからは、好ましい内閣改造と受け止められている。
 大統領は、経済政策の責任者となるバクリ調整相(経済)の後任に、ブディオノ前財務相を起用。一方、アンワル財務相の後任には、ムルヤニ国家開発計画庁長官を指名した。
 大統領は、テレビ番組の生放送で「健全なマクロ経済および成長に加え、インフレ、雇用、国際収支の好ましい状況を維持することができる組織を望んでいる」と語った。




■「新種」の肉食動物発見 ネコ大、カリマンタン島


◎【ジュネーブ6日共同】世界自然保護基金(WWF、本部スイス)は6日、インドネシアカリマンタン(ボルネオ)島の熱帯雨林で、ネコほどの大きさの「未知の肉食動物」を発見したと発表した。WWFは「全くの新種か、テンないしジャコウネコの知られざる仲間」の可能性があるとしている。
 WWFによると“新種”動物の姿は同島中部のカヤン・メンタラン国立公園にWWFが設置したカメラが2003年、夜間に2度だけとらえた。体毛の色は濃い赤で、ふさふさした長い尾を持つ。耳は小さく、後足が発達している。
 WWFは追跡調査を続けているが、その後は目撃されていない。
 WWFが今回、発見情報を公開したのは、インドネシア政府が今年7月にカリマンタン島でのアブラヤシ大規模栽培計画を発表したため。WWFは生態系が損なわれ、この動物の正体も永遠の謎で終わってしまう恐れがあると憂慮している。