「爆弾テロは分派の犯行」とJI元幹部


■爆弾テロ「分派の犯行」 JIは内部分裂と元幹部


◎【ジョクジャカルタインドネシア)22日共同】東南アジアのイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(JI)から離反したマレーシア人元幹部ナシル・アバス氏は22日までに、共同通信の取材に応じ、バリ島などの爆弾テロは「分裂状態にあるJIの分派の犯行」で、爆弾テロ派は独自にメンバーを拡大していると述べた。
 ナシル氏はインドネシア国家警察の捜査協力者となった離反者のうち最も大物の幹部。発言は自らを正当化する狙いがあるとみられるが、捜査協力では謎の多い組織の解明につながると期待されている。