日本人写真家が銃撃戦に巻き込まれて重傷


■銃撃戦で邦人写真記者負傷 印カシミール


◎【ニューデリー14日共同】インド北部ジャム・カシミール州スリナガルの中心部で14日、イスラム過激派と治安部隊の銃撃戦があり、現地の軍当局などによると、治安部隊員4人が死亡、付近にいた日本人のフリーのフォトジャーナリスト、桜木武史さん(27)=岐阜県出身=が重傷を負うなど13人が負傷した。
 桜木さんは銃撃戦のもようを撮影していたとみられる。スリナガルの病院当局者は共同通信に対し、首からあごに銃弾が貫通しており「病院で手術を受けた」と話した。ニューデリー日本大使館は現地警察の話として、意識はあるとしている。
 知人によると、桜木さんは10月20日ごろ、パキスタン地震の被害を受けた同州に取材のため入った。11月9日にはインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の実効支配線(停戦ライン)の開放のもようを取材していたのが目撃された。