独情報機関、アルカイダが生物・化学兵器を使う可能性に触れる


アルカイダが「汚い爆弾」を使う脅威高まる=独連邦情報局長官


◎[ベルリン 9日 ロイター] ドイツの情報機関、連邦情報局(BND)のハニング長官は9日、ARDテレビに対し、テロリストグループが生物・化学兵器や「汚い爆弾」を作ろうとしている証拠が増えていると述べた。
 同長官は、「われわれは実験や訓練活動、インターネットを通じた製作指令を監視している」とした上で、今のところテロリストが核兵器を盗んだり自ら製造したりしている可能性はないと語った。
 ただ、汚い爆弾は放射性物質を通常の爆発物に詰めるだけで製作が簡単なため、これを使った攻撃は「非常に現実味のある脅威」だ、との見解を示した。   
 同長官はまた、アルカイダは過去数回にわたって放射性物質の入手を試みており、パキスタン核兵器専門家と接触したこともあると述べた。