アブドラ新国王が対アルカイダ宣言


アルカイダを根絶やしにするまで戦う=サウジ新国王が誓う


◎【ワシントン14日】サウジアラビアのアブドラ新国王(写真)は8月の就任以来初めてテレビ・インタビューを行い、国際テロ組織アルカイダを倒す決意を表明した。新国王は米ABCテレビに出演し、アルカイダは狂気と悪魔の集団であり、たとえ数十年かかろうともアルカイダを根絶やしにすると述べた。

病気で死去したファハド前国王の後継として就任したアブドラ国王はサウジが2001年9月11日の米国での同時多発テロ以来、テロの阻止に全力を挙げていると強調し、必要なら10年、20年あるいは30年かかってもアルカイダを抹殺すると述べた。9・11テロを実行したアルカイダの旅客機ハイジャック犯たちの大半はサウジ出身者だった。アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏もサウジ生まれ。

サウジの公式発表によれば、同国ではアルカイダなどイスラム過激派絡みの事件で過去数年間に少なくとも民間人90人、治安要員47人が死亡し、過激派も121人の死者を出している。〔AFP=時事〕