■サウジのテロで原油急騰も CIA元工作員が警告


◎【ニューヨーク25日共同】26日発売の米誌ニューズウィーク最新号は、ハリケーンでメキシコ湾岸の石油施設が打撃を受けたことで、供給源として重要性が高まった世界最大の産油国サウジアラビアが国際テロ組織アルカイダに狙われる懸念が強まり、大規模攻撃を受けた場合は原油価格が1・5倍以上に跳ね上がる可能性もあるとの米中央情報局(CIA)元工作員の分析を伝えた。

サウジでは石油関連施設と外国人を標的としたテロが相次いでいる。ブッシュ米政権がハリケーン対策の不手際に足を取られ、石油業界の目もメキシコ湾岸に向かう中、報道は「盲点」のサウジの「脆弱(ぜいじゃく)性」に注意を促した形だ。