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■ガザで爆発、7人死亡 イスラム過激派のパレード中
◎パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプで23日、イスラム過激派ハマスがイスラエル軍のガザ撤退を祝うパレードを催していたところ、大きな爆発が起きた。目撃者らによると、7人が死亡、数十人が負傷した。ハマスはパレードで、ロケット弾や機関銃などの武器を披露していた。
これに先立ち、ガザ地区北部に近いイスラエルの都市スデロトにロケット弾数発が着弾した。負傷者や建物の被害はなかった。過激派のイスラム聖戦が犯行声明を出した。イスラエル軍が同日未明に過激派掃討作戦の一環としてパレスチナ人3人を射殺したことに対する報復だ、としている。(朝日)
◎パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプで23日夕に起きた爆発は、イスラエル各紙の報道によると死者が少なくとも19人、負傷者が80人を超す見通しだ。ハマスがパレードで披露したロケット弾や機関銃などの武器のうち、何かが誤爆した可能性が高いと見られている。
ハマスは爆発当時に上空を旋回していたイスラエル軍のヘリコプターがロケット弾を放ったと非難しているが、イスラエル軍は否定。パレスチナ自治政府もハマスの責任を指摘している。(朝日)
■ハマスはロケット弾30発 暴力応酬、ガザ情勢
◎【エルサレム24日共同】イスラエル軍が24日、ガザ地区からの撤退完了後、初の空爆を実施した。同地区を拠点とするパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスなどは同日、イスラエル南部をロケット弾30発以上で攻撃、空爆はこれへの報復で、ガザ撤退後の情勢に暗雲が立ち込めてきた。
きっかけはガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプで軍事パレード中に少なくとも15人が死亡した23日の爆発。イスラエル軍は爆発への関与を否定、パレスチナ自治政府も爆発物の取り扱いを誤ったためとの見方を示しているが、ハマス側はイスラエル軍の攻撃と主張、報復としてロケット弾で攻撃した。
軍報道官によると、イスラエル領に向け発射されたロケット弾のうち、21発がイスラエル南部スデロトに着弾した。
軍はガザ地区とイスラエル領の境界にある検問所と、ヨルダン川西岸の主要各都市間の検問所を封鎖し、パレスチナ住民の移動を禁止。モファズ・イスラエル国防相は「壊滅的な」措置で対応すると言明した。